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VOL.2 2001.04.15
カール・セーガン
「私は、水とカルシウムと有機物のかたまりで、カール・セーガンと呼ばれている。大きさはだいたい原子と星の中間くらい、100兆ほどの細胞からできている。あなたも、私とほとんど同じ分子でできていて、名前だけが違っている」
Carl
Edward Sagan (1934-1996) http://www.carlsagan.com/
ニューヨーク市ブルックリン生まれ。幼少の頃の夢を実現して25歳で天体物理学博士。コーネル大学惑星研究所長等、米国惑星探査計画で指導的役割を果たし、数々の学術賞を受けた啓蒙家。妻アンと共にTV番組化した著作「COSMOS 」は、世界60ヶ国以上で放映され、5億人以上の人々を魅了。22の名誉学位を授与され、ネバダ核実験場の反核デモに参加し逮捕されたことも。
最近ではジョディ・フォスター主演の映画「コンタクト」の原作者。
「人間のからだを、単純な物質に還元したときの値段は1〜10ドル」 その内訳は
「大部分が水でできているが、水はほとんどただ。炭素は石炭として値段をつける。骨のカルシウムは、チョークの値段で見積もる。たんぱく質のなかの窒素は、空気中の窒素と同じと考えるからこれも安い。血液の中の鉄分は、さびた釘と同じ」
アン・ドルーヤンへ
「限りなく広い宇宙、永遠に続く時間のなかで、
アンと同じ惑星、同じ時代に生きることを喜びつつ…・。」
父の腕の中に抱かれ、突き進む天空の使者を眺めた思い出から
「君の子供を肩車すれば、子供たちは彗星がよりよく見えるかもしれない。そうすることで、残される記録を越えてはるかに伸びる、親から子へつながる鎖の一端に参加することになる。古くからつづくこの貴重な鎖を守ること以上に重要なことがあるだろうか」
自然界の事実から見ると
「宇宙には1000億個程の銀河があり、10億の1兆倍の星がある。宇宙は、昔も今も将来も『存在するもの』のすべてである」
「宇宙には、素敵な事実、絶妙な相互関係、畏敬すべき微妙なからくりが測り知れないほどたくさんあり、自然界の法則は、宇宙のなかのどこでも同じである」
「宇宙の年齢はおよそ150億年であり、宇宙カレンダーではビッグ・バンを元旦とすると、銀河系ができるのは5月、他の惑星系が出現するのは6〜8月で、太陽や地球が生まれるのは9月半ば、すぐあとに生命が芽生え、人類が登場したのは大晦日の10時30分くらい、11時59分35秒に最初の都市が出現、人間の記録された歴史は大晦日の最後の1分の数秒を占めるに過ぎない」
「かつて太陽も地球もないときがあった」
「地球は、1日に一度自転し、1年に一度太陽の周りを回り、2億5000万年に一度銀河系の中心を回っている。できたときから回り続けており、これまでに一度だって止まったことなどはない」
「地球を構成しているすべての物質は宇宙からやってきた。われわれの現在の安住の地と、かつての故郷、『天』と『地』は、一体である」
「巨大で強烈な衝突が起きていた頃。地球が生まれたばかりで、灼熱のどろどろに溶けた光景と暗黒の空が広がっていた時代。海や生命の材料が宇宙から降り注ぎ続けていた時代。われわれの系統樹は、そんな時代に兆した。」
「地球上のすべての生物は有機化合物の分子で作られている。互いに密接な関係を持っており、私たちは同じ有機化学の法則に従っている。ヒトの血脈は結局のところ、40億年前、生命が始まった時までさかのぼる。皆が同じ起源から出発したのだという点では、地球上のすべての生物が人類にとって親族に当たる」
「文明が誕生した頃から現在までは数百世代を隔てており、ヒト、つまりホモ・サピエンスの誕生からだと数千世代、ホモ属の起源からは10万世代が経っている。
ヒトになる以前の霊長類、哺乳類、爬虫類、両生類、魚類、そして原始の海の微生物の祖先、さらにその先の有機物が最初に自らの複製をつくり出したときからはたぶん1000億世代に近いのではないだろうか。
自己複製、蛋白質を道具としてつくること、細胞、協同、捕食、共生、光合成、酸素呼吸、性、ホルモン、脳、その他のすべてにそれを最初に試行した生物たちがいる。1000億の鎖の中の誰が発明したのか、その名も知れぬ恩人にどれほどおかげをこうむっているのか、深く考えることもなくわれわれは毎日それらを使っている」
東京・恵比寿の今朝は雲ひとつなく晴れ渡り、初夏をおもわせる真っ青な空、プラタナスの並木、咲き誇る花々、せせらぎの音、まばゆい光、小鳥たちの鳴き声…・。
いつもと違った角度から、大自然の惑星・地球の姿を満喫できました!
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